養蜂産業改革へのこだわり

養蜂産業改革へのこだわり

 私がローヤルゼリーと出会ったのは、父が肝臓がんを患い、為すすべもなく死を待つだけの時でありました。余命3か月と宣告されて入退院を繰り返し、ついに昏睡状態に陥った父との最後の別れの場で、長く父と親交のあったある見舞客の一人からローヤルゼリーの話を聞かされたのです。半信半疑のなかで、何物にもすがる思いで意識の無い父にローヤルゼリーを肛門から注入してもらったところ、みるみる回復し、3か月後には退院するという劇的な生還を果たしたのでした。  この衝撃的な出来事がきっかけとなり、私はローヤルゼリーという奇跡をもたらしてくれる物質への驚きと感動、感謝を胸にローヤルゼリーを世に広める仕事を生涯の仕事と決意したのでした。

 

昭和42年に会員制販売組織「王乳愛好会」を組織し、生ローヤルゼリーの販売事業を開始しましたが、当時、私はまだ若干23歳の若さでした。その後、昭和44年には現在の「ジャパンローヤルゼリー株式会社」を設立するに至りました。  その一方で、ローヤルゼリーには父を奇跡的に回復させたような効果が、その後、なかなか確認できず、奇跡を起こさないローヤルゼリーへの疑問に鬱々たる気持ちを抱き続けた時期もありました。販売事業が厳しい局面を迎えることも多かったのですが、そんな時でも、ローヤルゼリーのお蔭で元気を回復した父の姿が脳裏から消えることはありませんでした。このような経験を通して、ローヤルゼリーには品質に大きなバラつきがあり、その背景には近代養蜂が抱える深刻な問題がつきまとっていることに気づきかされました。これまでは、他の養蜂家が生産したローヤルゼリーをそのまま販売するだけでしたが、以来、自ら高品質のローヤルゼリーを生産することに挑戦することにしました。安全で高品質なローヤルゼリーを生産するための自然養蜂へのこだわりと、そのようにして生産されたローヤルゼリーの機能性を科学的検証する試みが、ここから始まったという事が出来ます。

(次回は、近代養蜂産業が抱える課題について紹介します。)